超音波溶着設計(ジョイントデザイン)
超音波プラスチック溶着では、振動エネルギーを効率よく伝達させるため、エネルギーダイレクター (ED) と呼ばれるジョイントデザインが必要になります。エネルギーダイレクターは溶着事例ごとに設計する必要があり、超音波溶着では重要な要素の一つです。
超音波プラスチック溶着では、振動エネルギーを効率良く伝達させるため、エネルギーダイレクター(ED)と呼ばれるジョイントデザインが必要になります。
エネルギーダイレクターを設けることで振動エネルギーが集約され、意図した部位を発熱、溶融させる事が出来、安定した溶着結果を得る事が出来ます。
エネルギーダイレクターは溶着事例毎に適切に設計する必要があり、超音波溶着では重要な要素の一つとなります。
①パーツ接触面を小さくする※ ②パーツどうしの位置決め※ ③パーツに対するホーン接触面積を多くとる※ ④ホーン当接部に直下に溶着部がある事※ |
<特徴>
最も一般的な形状で金型の設計も容易。
溶着面積、材料に合わせた形状にする事によって幅広く対応。
エネルギーダイレクター付近に壁を設ける事によって溶けバリの流動を防ぎ、パーツの位置決めをする事も可能。
<特徴>
気密、水密性を求める場合に有効。
バットジョイントと比較して高融点、ガラス入りの樹脂でも優位。
溶けバリが外に流動し難い。
<注意点>
成形精度が一定以上必要。
パーツの形状に制約がある。
ブランソンでは、多くのアプリケーションに対応してきた豊富な経験に基づき、適切な溶着設計をご提案いたします。
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