Roxar Tempest 8.2 貯留層管理ソフトウェアでは、地球科学から生産に至るまでのリスク軽減、意思決定についての支援、ワークフローの統合が提供されます。
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Roxar Tempest™ 8.2 には Big Loop™ 拡張機能と優れたサードパーティ統合ソフトが付属しており、従来のフローシミュレーションの域を超えた機能で、貯留層エンジニアはリスク分析を改善し、これまで以上に高いプロジェクトの確実性を実現します.
スタバンゲル、ノルウェー (2018年5月8日) – エマソンから貯留層管理ソフトウェア、Roxar Tempest™ 8.2 – 最新バーションが発売されました。このソフトウェアによって、Big Loop™ ワークフローに最新の不確定性分析ツールと強力なサポートが付加され、地震からシミュレーションワークフローまでの全体をにわたり確実なリスク分析と貯蔵量の予測が提供されます。この発表はまた、エマソンのエンドツーエンドの調査および生産(E&P)のソフトウェアポートフォリオを一段と強化するものであり、業界トップの業績の達成、投資に対するプロジェクトのより優れた確実性、新規および開発済みの貯留層内での操業目標の達成を支援します。
エマソンの不確実性管理と履歴照合モジュールである Tempest ENABLE 内のBig Loop ワークフローの機能向上は、地質学と工学との間の密接な統合に結び付くその他の ITエコシステムへの広範な接続性、よりシンプルなワークフロー設定、および改善されたリスク・不確実性分析が中心となっています。 この目的を達成するため、現在、システムでは Nexus* および CMG シミュレーター、LSF、PBS、UGEなどの数種のクラスタ・キューイング・システムをサポートしており、ワークフローへの他のサードパーティのおよび内部アプリケーションを接続することが一層簡単になりました。 Big Loop アンサンブルの後処理と分析も現在は完全に統合されています。
貯留層シミュレーター、Tempest MORE 8.2 は現在ガス液体回収プラントを取り扱うことができ、液体石油ガス(LPG)および天然ガス液(NGL)の生産の算出が可能です。 さらに、抗井付近のフローおよび同時流体の複数のタイプに対する物理的なプロセスのモデリングも向上しています。
「弊社のコミットメントは従来のフローシミュレーションの域を超え、Roxar Tempest の差別化を高めることです。貯留層についての一貫した理解とプロジェクトの確実性を得るため、上流を地球科学に基づくモデリング、下流を生産管理および経済へと拡張できる自動ワークフローを生成することです」とエマソン・オートメーション・ソリューションズのRoxar ソフトウェア製品開発担当の副社長、Kjetil Fagervik は語っています。 「Tempest 8.2 の投入によって、当社はこの目標達成に一歩近づきました。 Big Loop ワークフローを自社の貯留層管理スイートに効果的に組み込み、MORE の機能を拡張し、リスク軽減、意思決定支援、ワークフロー統合、貯蔵量予測において最高のもの地球科学から生産の範囲を通じて提供します。」
この Big Loop ワークフローはエマソンの貯留層特性評価およびモデリングプロセスでの礎石とも言えるもので、静的と動的ドメインの密接な統合を図り、地震の特性評価から地質モデリングとシミュレーションまで不確実性を伝播しています。貯留層の不確実性は入力パラメータとして取得、変動され、貯留層シミュレーター内にすべてフィードされる実際の貯留層モデルのアンサンブルが作成されます。
また、Tempest 8.2 のユーザはTempest VIEW を通じて追加の後処理機能を活用することもできます。 これには、最新の CMG シミュレーター出力、PowerPoint プレゼンテーションの直接作成、向上した合理化分析と故障を可視化する機能のフルサポートが含まれます。
Windows および Linux 上で稼働し、エマソンの貯留層特性評価およびモデリングソリューションと共に作動するRoxar Tempest は、統合ソフトウェアスイートで、広範囲な貯留層エンジニアリング機能を提供し、世界中で数百のインストール実績を持ち、使用されています。 すべてのモデルは、サードパーティのシミュレーションワークフロー内に一緒または別個に展開するとができます。Tempest 8.2 に関する詳しい情報については、 www.emerson.com/ReservoirEngineering.
*Nexus は Landmark (Halliburton) ボイラープレート(リソース) のマークです