毎分 1 回の更新速度で、エマソンの Rosemount ワイヤレス圧力データによって提供される自動化されたワイレスデータは、坑井管理の向上にとって貴重なものとなっています。
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環境スチュワードシップ賞の受賞にり、迅速な応答時間を実現する技術力とともに、坑井状態の可視性改善による安全性向上が認められました。
シャコピー(SHAKOPEE)、米国ミネソタ州(2019年8月22日)-- アラスカ州石油ガス協会(Alaska Oil and Gas Association)が BP Alaska 社のプルドーベイ(Prudhoe Bay)での「坑井操業制限プロジェクト」に対し「環境スチュワードシップとイノベーションを対象とする Alaska Oil & Gas プロジェクト年間賞」を授与しました。この 3 年プログラムは 2016 年に始まり、フィールド規模全体にエマソンのRosemount™ ワイヤレス圧力ゲージを設置することが含まれ、坑井監視の変革を支援するものでした。
Rosemount ワイヤレス圧力ゲージは、坑井内での作業を必要とせずに視認性を向上させ、想定される危険に人員を保護することで、人員の安全性と環境に対するリスクの低減に寄与します。さらに、リアルタイムの自動化されたデータおよびより明確なプロセスの詳細情報によって坑井の異常状態が早期に通知されるため、故障発生のリスクも低減されます。
今回の「環境スチュワードシップとイノベーションを対象とする Alaska Oil & Gas プロジェクト年間賞」は、アラスカでのプロジェクトが、デザイン、構造、または操業、および/またはアラスカで、工業的にそれらの手法でにおいて、優れた環境管理を示したことを称えるものです。
BP は、エマソンと PCE Pacific, Inc. との綿密な共同作業の下で、3,500 台以上の Rosemount ワイヤレス圧力ゲージを、年間を通じてリモートで圧力を監視するために、プルドーベイのアップストリーム坑口に設置しました。Rosemount ゲージは、高い信頼性、ワイヤレス通信能力、ローカルディスプレイの読み取りやすさ、設定が簡単であることから選ばれました。
Rosemount ゲージは、既設の機械式ゲージを更新するものです。従来は、プルドー湾の過酷な気象条件のため潜在的に危険な条件下で 1,700箇所以上の坑井で手動で読み取りを行う必要がありました。
Rosemount ワイヤレス圧力ゲージは自動化されたワイヤレスデータを提供し、機械式ゲージの 1 日 1 回の頻度に対して毎分 1 回の速度で更新が行われます。きめ細かなデータのリアルタイムの取得は、坑井管理、応答時間の低減、潜在的な故障防止にとって重要です。また、これは手動のデータ入力の低減にも役立っています。さらに、データ品質と読取り頻度の両方が、従来に比べ格段に高まっています。
BP とエマソンは、これ以外にも機会があれば協力関係を続け、BP Alaska のプルドーベイユニットの効率を高めていきます。