エマソンの新しい振動センサ、手軽な導入で設備監視を簡単に

AMSワイヤレスバイブレーションモニタは、組込み分析で設備の故障の可能性を予測し、業務遂行の洞察を強化しながらリソースを解放します

テキサス州オースティン（2019年11月12日） – エマソンはネイティブソフトウェアを使用して振動データの規範的分析を実行し、故障モードを自動的に識別し、回転機械に関連する潜在的な問題を防止する、低コストで展開が容易な振動センサである AMS ワイヤレスバイブレーションモニタを発表しました。新しいコンパクトなデバイスは、モータ、ポンプ、ファン、その他の重要なプラント機器を完全に監視して、ダウンタイムを削減し、より信頼性の高いオペレーションを実現できます。

多くの組織には、振動データを設備の健全性として捉える分析の専門知識がありません。AMSワイヤレスバイブレーションモニタは、振動データを収集およびコンテキスト化して実用的な情報を生成することにより、ソリューションを提供します。エマソンの特許取得済みのPeakVue™ Plusテクノロジで、監視対象の設備がいつ、どのように故障するかだけでなく、その理由も特定できるのです。技術者は、専門知識に関係なく、ベアリングの欠陥、ギアの摩耗、潤滑不足、ポンプのキャビテーションなどの一般的な機械的問題を迅速かつ明確に特定し、対応の優先順位を付けることができます。 

「組込み分析モデルのおかげで、プラント管理者は複雑な分析を実行するために現在のスタッフを訓練する必要なく、保全ツールとしてワイヤレス振動監視を追加できます。」と、エマソンオートメーションソリューションズの機器健全性ソリューション製品管理部長であるRobert Skeirik氏は述べています。 

エマソンのPlantweb™ Optics アセットパフォーマンスプラットフォームのユーザは、モバイル端末から、どこでも手軽に機器健全性アラートを受信できます。これらのアラートは、他のセンサおよびシステムからのデータおよび設備の健全性情報と集約することもでき、ユーザは1つのアプリですべての設備を分析できます。そのため、プロセスまたは運転が危険な状態である場合に特定のアラートを生成しながら、オペレーション全体の状態をより完全に把握できます。Plantweb OpticsはエマソンのPlantwebデジタルエコシステムの一部で、IIoTテクノロジ、ソフトウェア、サービスを活用して従業員全体にデジタルインテリジェンスを拡大します。

AMSワイヤレスバイブレーションモニタは、既設のWirelessHART®ネットワーク上で動作し、エマソンのAMS Machine Worksソフトウェアに含まれる振動解析ツールを完全にサポートします。3軸センサを使用してデータを3次元でキャプチャし、機器状態の全体像を生成します。 

AMS ワイヤレスバイブレーションモニタは、AMS アセットモニタおよびAMS 6500 ATGを含むエマソンの包括的な健全性監視ポートフォリオに追加された最新製品です。これらのデバイスの組合わせにより、主要設備から安全性と生産性に直に影響を与え得る特に重要な設備まで、組織的に機械装置の健全性を完全に監視できます。

AMS ワイヤレスバイブレーションモニタの詳細については、emerson.com/WirelessMonitor
をご覧ください。