新しい使い捨て圧力伝送器により、ライフサイエンス・メーカーが開発期間を短縮

Emerson の Rosemount 550PT 圧力伝送器が安定生産の最適化を実現

米国ミネソタ州シャコピー（2020 年 8 月 17 日） – Emerson は を発表しました。使い捨て生体処理用に特別に設計されたもので、プロダクトインテグリティを維持しつつ、プロセスを最適化するために必要な性能を提供します。この新しい圧力計測装置は、すでに pH や溶存酸素量向けの計測装置がラインナップに含まれる、使い捨て計測装置ファミリに名を連ねることになります。

ライフサイエンス・メーカーでは、新薬開発および生産の方法を根本からシフトする動きが見られており、柔軟性と拡張性に優れた使い捨てソリューションの導入が加速しています。使い捨てプロセスの採用により、メーカーはターゲット患者への対応を効率化し、開発期間を短縮することができます。

しかしながら、従来の計測装置を使い捨て・バイオリアクターバッグに統合することは難しく、コストもかかるため、使い捨てバイオマニュファクチャリング専用に設計された計測装置を求める声が高まっています。使い捨て計測装置は、滅菌方法と適合し、簡単に使用でき、正確な性能を提供しなければなりません。

Rosemount 550PT 圧力伝送器は、使い捨て可能な Rosemount 551 使い捨てプロセスコネクタに取り付けます。これには柔軟な分離ダイアフラムが組み込まれており、無菌バリアを形成します。このバリアは、圧力計測装置のセンサをプロセス媒体から分離し、安全性を高め、汚染リスクを排除する一方、計測装置の再利用を可能にします。

実証された信頼性の高い圧力センサの技術は、使い捨て用のコンパクトサイズ形状に適合し、伝送器は標準の 4-20mA 信号出力を生成します。圧力センサは +/-0.15 psi の精度を発揮するため、ユーザは精度と安全な制御に自信を持つことができます。伝送器をプロセスコネクタにクランプで固定すると、ゼロ校正を実施して、バッチごとの再現性と長期的な安定性を確保することができます。DeltaV 分散制御システムとシームレスに統合することで、ユーザは計測装置をバイオ医薬品オペレーションと容易に接続することができます。

センサと適合するプロセスコネクタの組み合わせにより、起動が簡単で、バッチ間の時間も短縮されます。コネクタの設計は多種多様な用途に統合可能で、計測装置を取り付けた状態で 75 psi、取り付けられていない状態で 7.5 psi の圧力に耐えられます。これによって、ほとんどの用途で生産を妨げることなく、必要に応じてセンサを取り外して交換することが可能になります。

「当社が誇るクラス最高の圧力計測装置の長い歴史は、使い捨て圧力計測装置を採用することでライフサイエンス業界に浸透しつつあります。これにより、お客様は拡張性と品質の向上、設備投資の削減、競争力の維持が可能になります。この新しい製造アプローチは、自動化を取り入れることで、必要な医薬品を迅速、安定、安全、低コストで開発することを可能にします」Emerson 測定ソリューション部長の Jon Stokes はそう語りました。

詳細は、 を参照してください。