エマソンの新しいソフトウェア、 データマネージャ 8.2 を利用すると、製油所はフッ化水素酸アルキル化ユニットの腐食監視がしやすくなり、コストのかかる計画外のシャットダウンを予防し、利益と生産性を最大限に確保できます。高解像度画像
データマネージャ 8.2 分析ソフトウェアは、酸の漏洩、計画外のシャットダウンを防ぐために、フッ化水素酸アルキル化ユニット内部の高リスク腐食レベルを継続的にモニタリングし、機器の寿命を予測しやすくします
クローリー、イングランド発(2020 年 3 月 17 日) – エマソン の新しい DataManager ソフトウェア v8.2 を利用すると、製油所はフッ化水素酸アルキル化ユニットの腐食をモニタリングしやすくなり、コストのかかる計画外のシャットダウンを予防し、利益と生産性を最大限に確保できます。Rosemount™ ワイヤレス Permasense 腐食・浸食監視システム用データマネージャ分析ソフトは、フッ化水素酸アルキル化ユニット内の腐食を早期検知し、内容物の漏洩スクを軽減する継監視機能を提供します。
アルキル化ユニットは、製油施設のガソリン品質仕様を保証し、高品質のガソリン生産を可能にし、製油所のオペレーションに大きな経済価値を付加できる装置です。ところが、アルキル化ユニットには腐食による損傷に弱すぎるという欠点があります。腐食によりフッ化水素酸が漏洩すると、生産性が大幅に低下し、製油所の作業員および地域コミュニティの安全衛生をリスクにさらしてしまいかねません。
従来のやり方でフッ化水素酸アルキル化ユニット内の腐食による損傷を測定することは困難です。フッ化鉄が配管内に蓄積して増殖すると、通常の超音波厚さ測定をに乱れが生じます。また、従来の侵入型プローブや手作業による頻繁な検査には、フッ化水素酸アルキル化ユニットの危険環境による安全上のリスクがあります。
エマソンのデータマネージャの新しいバージョンは、製油所が腐食率とプロセス条件の乱高下/変動における相関関係を適切に把握しやすくすることで、こうした問題を解決します。
このソリューションは、独自の新しい信号処理モジュールを備えた設計になっており、エンジニアは エマソン Wireless Gateway と通信する非侵入型無線センサを使用してデータを直接分析することで、マニュアル検査の頻度を減らすことができます。このセンサは、高温になりやすい過酷な製油所の条件に耐えられるように設計されています。
「製油所では、作業員とビジネスを保護できるモニタリング技術を必要としています」と語ったのは、エマソンオートメーションソリューションズでグローバル腐食製品担当ディレクターを務める Jake Davies です。「フッ化水素酸による腐食リスクを下げ、漏洩の可能性を最小限に抑えることで、製油所は作業員の安全衛生を守りつつ、装置の寿命を適切に予測できます」
詳細は、エマソン.com/RosemountCorrosion をご参照ください。
※ 日本国内向け データマネージャ8.2 のリリースについては、日本エマソンの担当者にお問い合わせください。