毎月、対処する必要がある新しい Microsoft® Windows® OS のセキュリティアップデート、DeltaV 用の McAfee® Endpoint Security アンチウイルスアップデート、Symantec™ Endpoint Protection アンチウイルスアップデート、およびDeltaV DCS ホットフィックスが提供されています。 エマソンの DeltaV 向け統合パッチ管理サービスは、承認されたアップデートの特定、アップデート実行可能ファイルの取得、適切なワークステーションおよびサーバへの配布、Windows アップデートのインストール、適合性監査という 5 つの導入ステップに対応する、Windows および DeltaV パッチ用の完全なソリューションを提供します。高解像度画像
DeltaV システム向けの統合パッチ管理により、生産に影響を与えることなく、自動化ソフトウェアの安全な更新がより簡単になります。
テキサス州オースティン (2021 年 12 月 22 日) - エマソン、セキュリティと信頼性を向上させるため、DeltaV™ 分散制御システム (DCS) 向けの統合パッチ管理をリリースしました。 この次世代のパッチ管理技術は、パッチコンテンツサーバーから個々のワークステーションのパッチ適用エージェントに至るまで、まったく新しく再設計されたソリューションです。管理者は、新しいユーザーインタフェースを使用して、OSの更新と制御システムのホットフィックスによる生産への影響をより的確に把握することができます。 最も重要なことは、この新しいソリューションは潜在的な脅威アクターに対して強化されており、セキュアパッチ管理サプライチェーンの侵害を防ぐことでサイバーセキュリティを強化している点です。
パッチ管理ツールは、工場がセキュリティアップデートやホットフィックスを追跡し適用することを可能にしてきました。しかし、ほとんどのソリューションは限られた情報しか提供していないため、パッチを適用する前にその影響を特定することは困難です。IEC 62443 規格に準拠するためのベンダーテストにより、パッチが既存のシステム構成と競合しないことが保証されますが、予期しない再起動によって生産が停止する可能性があるため、組織は多くの更新を先延ばしにしています。統合パッチ管理では、Emerson が設計した新しいインターフェースを使用して、制御システムワークステーションとサーバの現在のパッチ適用状態、保留中のセキュリティパッチとホットフィックス、保留中のパッチで再起動が必要かどうかをユーザーが容易に理解できるようにしています。
エマソンのサイバーセキュリティープログラムマネージャーを務める Ken Semph 氏は次のように述べています。「継続的なサイバー脅威の現在の環境下では、組織は重要なソフトウェアを最新の状態に保つことにこれまで以上に重点を置いています。」 「統合パッチ管理機能により、全体的なサイバーセキュリティ体制に対する信頼性を向上させるために、工場はより多くのパッチをより簡単かつ安全に、より頻繁に適用できるようになります。」
更新は、エマソンが様々なシステム構成に対して徹底的な検証を経た後で、統合パッチ管理サーバに配信されます。 パッチ管理の管理者は、DeltaV DCS & SIS 上のすべてのマシンのパッチステータスを瞬時に確認し、保留中のアップデートがあるシステムをすばやく特定できます。 パッチは、毎日操作する DeltaV と似ているインターフェースに表示されるため、システムの理解と操作が容易です。 さらに、各パッチは、再起動が必要かどうかを識別します。 この情報を元に、ダウンタイムを気にするユーザーも再起動が不要であることがわかっているパッチを即座に適用することで、システムを停止させることなくセキュリティを段階的に向上させることができます。再起動を必要とするパッチは、一度に 1 台のマシンで実行できるため、システム全体の動作に対する再起動の影響を軽減することができます。
統合パッチ管理サーバーは、すべての新しいパッチに対してハッシュチェックを自動的に実行し、オリジナルの正式な更新のみをインストールできるようにします。 チームは、OSアップデートやアンチウイルスの署名ファイルをバックグラウンドでインストールするように設定できるため、リモートまたは無人のプラントに最適です。また、プラントのスケジュールが可能な場合は、ローカルでインストールを実行することもできます。
