2020年のクリーン燃料戦略の一環として、インド最大の石油精製業者がエマソンを排ガス規制業務の大幅な改善におけるオートメーション請負業者として採用
インド、ムンバイ(2019年3月11日) – 世界規模で技術およびエンジニアリングを提供するエマソン(NYSE:EMR)は本日、同社の製油所における操業および排出プログラムを近代化するために、インド最大の商業石油会社であるIndian Oil Corporation Limitedと合計1200万ドルの複数の契約を締結したと発表しました。
この契約で、エマソンは、2020年4月に発効するインドの新しいBharat Stage VI(BS-VI)の低硫黄排出基準を満たすために、製油所向けの深い専門知識と高度な技術を組み合わせたオートメーション請負業者として任務にあたります。BS-VI排出基準は、ヨーロッパ、米国および他の国々によって設定されたベストプラクティスと同等で、一酸化炭素、窒素酸化物および粒子状物質の制限を含む硫黄含有量を10ppm以下に抑えることを要求しています。
「オートメーションとDX (デジタルトランスフォーメーション)プログラムを活用する企業は、業界上位の業績を達成するという目標に大きな利点をもたらします」と、エマソンのオートメーションソリューション事業のエグゼクティブプレジデントであるラル・カルサンバイは述べます。「IndianOilはエマソンと長く取引頂いているお客様です。新しい排ガス基準を満たす必要な技術と専門知識を彼らに提供し、同時に業務を近代化できることを誇りに思います。」
このプロジェクトでは、硫黄含有量を減らすように設計されたディーゼル水素化処理ユニットや、設置または脱硫技術を強化したオクタン価向上ユニットなど、14種類のプロセスユニットが更新されます。
33,000人以上の労働力を持つ国内最大の商業企業として、IndianOilは経済の発展を促進する上で重要な役割を果たしています。IndianOilは、インドのエネルギーセキュリティと石油製品の精製と販売における自給自足を保証するという使命を持って、製油所、パイプライン輸送、石油製品の販売、原油の探査と生産、天然ガスと石油化学製品などの炭化水素のバリューチェーン全体に影響を与えます。
IndianOilの目標達成を支援するために、エマソンは高度な技術を導入します。DeltaV DCS、DeltaV SISとAMS アセットマネジメントソフトウェア、WirelessHART®対応の機器 圧力、温度、流量センサを含む有線フィールド計器、 制御弁および遮断弁、ガス分析計などです。. エマソンはまた、Panipat、Vadodara、Haldia、BongaigaonにあるIndianOilの各製油所で、設置、試運転、工場受け入れテストおよびトレーニングサポートサービスを提供します。
エマソンについて
米国ミズーリ州セントルイスに本拠を置くエマソン (NYSE: EMR) は、技術とエンジニアリングで世界有数の事業規模を誇り、産業用および商業用、一般消費者向けの革新的なソリューションを提供しています。エマソン・オートメーション・ソリューションズは、プロセス産業、ハイブリッドおよびディスクリート製造業者が、エネルギーと運用コストを最適化しつつ、生産を最大化し、作業従事者と環境を保護するのを支援します。エマソンは、人々の快適な暮らしと健康、食品の品質と安全を守り、省エネや持続可能なインフラ整備を支援する製品やシステム、サービスを幅広く取りそろえ、業界をリードするソリューションをご提供しております。詳細については Emerson.com を参照してください。