エマソンの新しい減圧レギュレータは、商用車の水素燃料電池システムの性能を向上させます。

TESCOM HV-3500 のオンボードレギュレータは 、 安定した圧力と継続的な水素供給を実現し、 燃費を最大化します。ニュージャージー州、

フローラムパーク(2022年11月29日) – エマソンは商用水素燃料電池自動車に搭載して使用するために特別設計された減圧レギュレータを発売しました。デュアルステージと特許取得のアクティブシール構造を採用した TESCOM™ HV-3500 車載用水素レギュレータは、加速、減速、停止、アイドリングなど車両のあらゆる運転状況において安定した圧力と一定の水素を燃料電池に提供します。安定した圧力は、 燃料電池の長寿命化と燃料使用量の最適化に役立ちます。HV-3500 の信頼性の高い圧力制御により、提供される燃料は無給油でさらに遠くまで運転でき、下流での過圧のリスク、漏れの発生、燃料の浪費、排出量を低減します。HV-3500 は、水素燃料電池自動車で使用される減圧レギュレータに要求される EC79 の要件を満たすために設計・開発され、第三者により試験されています。

HV-3500 は安定した圧力供給により、燃料電池の効率を高め、総合的なエネルギー効率を最大化することができ、またメンテナンスの頻度も減らすことができます。この減圧レギュレータは、さまざまな道路状況や運転条件で、高圧水素燃料の高い締切性を実現し、燃料電池の耐久性を向上させます。 

「商業運輸業において環境の持続可能性を向上のために、 水素燃料電池システムは、走行距離に関係なく安全を確保しながら変動する燃料需要や圧力のニーズに的確に対応する必要があります。 」 と、エマソンの精密・流体制御事業のグローバルマーケティング担当ディレクターであるロバート・リンドクイスト氏は述べました。「HV-3500 は、特許取得済みのタイドバルブとアクティブシール構造により、新しい次元の信頼性と一貫した圧力供給を実現し、商用水素燃料電池自動車を必要な場所で走らせることができるように支援します」 

HV-3500は、相手先商標製品の機器メーカが製造時間を短縮し、費用を削減することによる収益性の向上にも役立ちます。デュアルステージ設計により余分な接続接手が不要なため、取り付けが簡単で、さらに、形状が四角いため既設の水素燃料電池システムのパネルやフレームに固定することができます。この特別に設計された形状と取り付け穴により、 HV-3500 は軽量化され、他の減圧レギュレータよりも素早く簡単に取り付けることができます。これにより、組立時間の短縮が可能になり、設置費用を削減することができます。 

「HV-3500は、製造業者やエンドユーザーがより持続可能な世界を構築する際に直面する課題を克服するのに役立つ新エネルギー技術を開発するためのエマソンの取り組みを示しています」とエマソンの精密・流体制御事業のエンジニアリングマネージャーである張英春氏は述べています。「そのため、我々の技術プロジェクトチームは、設計時に燃料電池システム全体の寿命を十分に考慮しました。考え抜かれたデザインにより、機器メーカの製造費用と設置費用を削減し、その高度な性能によりエンドユーザの燃料費用と保守費用を削減することができます」

EC79 の要件を満たした HV-3500 は、エマソンの現地サポートに支えられています。機器メーカの中には、生産規模の拡大や市場投入までの時間短縮に苦労しているところもありますが、エマソンが提供する個別サポートにより、車両のライフサイクル全体を通じて高い信頼性を得られため、車両を素早く市場投入できるようになります。

詳細については、https://www.emerson.com/ja-jp/catalog/automation-solutions/tescom-hv-3500 をご覧ください。